先日、卒業式があった。
校長式辞や来賓披露、生徒代表挨拶などなど卒業式ならではのお堅い雰囲気。

去年までは睡魔と戦いつつほとんど聞いていなかったこれらの話だけど、今回は自分が卒業するだけあって、なんだか不思議な気持ちで聞いていた。
最後の最後は合唱。
100人以上の学年全員で、もう一生することがないであろう大合唱を行う。
当日、歌う曲のうちの1つを担当するピアノ伴奏者が休み、一曲アカペラになるなど様々なトラブルもあったけど、止まることなく歌いあげた。
最後のホームルーム
教室に帰ると、中学校最後のホームルーム。
一人一人が短く言葉を述べて、先生も涙ながらにお別れをする。
言った言葉はみんなそれぞれ違うけど、それでも学校が好きだったってことだけは確かだった。
僕はどんなことを言おうか迷ってたけど、前で泣いてみんなに聞こえないような言葉で言うのはあんまり好きじゃなかったから、できる限り笑顔で終わろうと思って話した。
「 変なやつだったって自分でも思うけど、そんな自分を受け入れてくれてありがとう」
もうちょっと時間が長かったら泣いていてしまっていたかもしれない。
「起立! 礼! さようなら!!」
「「「さようなら!!!」」」
この中にはもしかすると、もう一生会うことのない仲間達もいるんじゃないかって友達の1人が言っていた。
この時、ほんとに最後なんだってことを思い知った。
この後、クラスのみんなで打ち上げをした。
お店を1つ借りて、大騒ぎ。
山盛りの唐揚げはすぐに消えてったし、ケーキが来た瞬間に喜びの嵐。
カラオケでは、学校で習った『We are the world』や、合唱で歌った曲をみんなで歌って、楽しい時間はもうおしまい。

僕たちの中学校生活は、2018年 3月16日をもって終わりを迎えた。
確かに中学生っていうのは終わってしまったのかもしれないけど、僕たちのなかではきっと、その思い出だけは光になってずっと残っていくはず。